ウォッチドッグス2というタイトルのとおり、PS3、PS4でウォッチドッグスという前作がリリースされています。

そもそも、steamなどで販売されている、ウォッチドッグスとはどのようなゲーム作品なのかというと、ハッキングがテーマになっているゲーム作品です。ハッキングというと、パソコンを使ってウィルスを仕掛けるなど、このようなイメージが定着しているのですが、ウォッチドッグスの場合は、スマートフォン、正確には、CTOSを通じてハッキングを行うという内容になっています。

前作のウォッチドッグスでは、ハッキングの事件で家族を失ってしまったエイデン・ピアースが主人公でした。正確には、ハッキングを行ったのがエイデン・ピアース、その後、ハッキングを仕掛けた組織から報復される・・・、という内容になっています。

つまり、悪党と悪党の戦いとなっているのがウォッチドッグスです。その後、エイデン・ピアースは、自分が行ってしまったことを後悔しながら、一体誰が自分の家族を傷つけたのか、その真相に迫るようになっていきます。

ウォッチドッグスの面白さは、ハッキングと人間ドラマが絶妙に融合しているところでしょう。そして、ウォッチドッグス2でもCTOSがバージョンアップし、また、悪用する組織が出てくるという内容になっています。

ウォッチドッグス2の主人公はマーカスという青年なのですが、ウォッチドッグスと時系列的につながっており、ウォッチドッグスで起きた問題が一段落した後の世界が、ウォッチドッグス2となっています。ウォッチドッグス2では、自分にとって都合の悪い相手を、ハッキングを駆使して社会的に始末する、そんな悪い大人たちが大勢出てきます。

社会的に大物とされているものも出てくるのですが、人の命に関わっていることをしている割に、どこか淡白な雰囲気を否めません。このような構図になっているため、ウォッチドッグス2に登場するデッドセックの存在が、より強調されるものになるのです。

ウォッチドッグス2はsteam版も好評となっているのですが、その理由は、若者たちが立ち上がって、悪の組織であり悪い大人たちを裁くという内容だからです。どちらもCTOSを駆使することで、自分たちにとって有利な情報を引き出そうとするのですが、ウォッチドッグス2では、ハッキングツールを用いるだけでなく、仲間たちと協力できるようになっているため、ウォッチドッグスのように、主人公のみが動き回っているゲーム作品ではありません。

しかも、ウォッチドッグス2の舞台は、映画ベイマックスでも登場したサンフランシスコとなっています。リアルにサンフランシスコが再現されているだけでなく、ウォッチドッグス2はスマートフォンで自撮りを行えるようになっており、しかも、これによってフォロワーを増やすことができるため、現実世界と同じような活動をゲーム内で行えるのです。

そして、ウォッチドッグス2の世界では、ウォッチドッグスには無かったドローンも出てきます。クアドロコプター、ジャンパーと言われているドローンが使え、しかも、ドローン視点も用意されているので、ドローン好きには堪らない要素もウォッチドッグス2には含まれているのです。